医療格差 産婦人科の場合

とみょ

2007年06月07日 11:18

出産のときのことを忘れないうちに書いておこうと
ずっと思っているのですが、
なかなか書き出せずにいます。

出産のときのことはまた書くとして、
今日は医療格差のお話。

昨今、産婦人科医の減少が取りざたされていますよね。

昨年秋ごろだったでしょうか。
出産中に意識を失った患者の受け入れを18件の病院が断り
60kmも離れた病院に移されたけれど、結局お母さんは
なくなった、と言う事故がありました。

私もそういうことが気になって、
里帰り出産には否定的な気持ちでいました。
できれば東京の病院で産みたい、と。

結局里帰りして宮崎の助産院で出産したのですが
少子化の現在にあって、宮崎では3人兄弟が多いです。

産婦人科もたくさんあります。
ちょっと不思議に思っていたのですが、
昨日のテレビで理由が分かりました。

1994年ごろ、宮崎県は周産期死亡率が最も高かったそうです。
ところが現在で周産期死亡率が最も低くなっているそうです。

その改革をたった一人の医師の働きかけで実現したと言うから
驚きです。
詳細はこちら↓に載ってます。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20070222ik01.htm

私の場合は医療でもない、助産院にかかっていましたが
もし何かあって帝王切開が必要な場合は提携している個人病院(一次医療)へ、
そこでも何か異常があればもう少し設備の整った専門病院(二次医療)へ、
そこでも危ない状態のときはさらに大学病院へ
とその連携がしっかり確立されてます。

また、症状が改善した場合は元の病院に戻されます。

次々と移されることに不安を感じる方もいるかもしれませんが
それによって、常にベッドに空きがあり、
危険な状態の人がすぐに受け入れられるようになってるのです。

もちろん、どのような患者が入院しているか
病院同士がこまめに連絡を取り合っています。

だから、安心して出産することができるんですね。
もちろん、出産難民もありません。

宮崎を田舎と思っていましたが、
「どこよりも進んでいるところもあるんだ~」
と見直した記事でした。

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